イボはヒト乳頭腫ウイルス(HPV)に感染することで皮膚にできる無害な増殖物です。 このウイルスは人から人へ感染しますが、ウイルスを感染させた人と接触してから数ヶ月経たないと、イボは見られないようです。 イボができたら、それを摘んでしまうと、さらにイボができる原因となるウイルスが広がってしまうので、娘さんの手がイボに触れないようにしましょう」
たしかに、イボは治療しなくても消えることが多いですが、消えるまでは、気になったり恥ずかしかったりすることも。 私がお勧めする除去の方法は、視覚化です。 1日に数分間、いぼが小さくなっていく様子を思い描くだけです。 イメージを思い浮かべるのに手助けが必要な場合は、誘導イメージと臨床催眠に長けた施術者が作ったオーディオテープを聴くとよいでしょう。 起床時と入眠時に行うのが最も効果的です。 子供たちは特にこの方法が得意で、鮮やかな想像力によって、あらゆる種類の魔法のようなイボ取り方法を思い浮かべることができます。 私の知人は、朝晩、蒸気シャベルでイボを削っているところを想像して、厄介なイボを取り除きました(彼は生涯蒸気シャベルに魅了されていたのです)。 液体窒素やレーザー、手術に頼る前に、ぜひ試してみてください。
お嬢さんが視覚化に興味がないようでしたら、サリチル酸を含む市販のイボの薬やパッチを試してみてはいかがでしょうか。 ご指摘の製品、カブトムシジュースという製剤には、フジツボ由来のカンタリジンという薬剤が含まれています。
もう一つ試してみる価値があるのは、ダクトテープです。 奇妙に聞こえるかもしれませんが、この方法は2002年の研究でうまく機能しました。 いぼの大きさに切ったダクトテープを貼って、6日間そのままにしておきます。 その後、テープを剥がし、その部分を水に浸し、エメリーボードや軽石でイボを優しくこするのです。 一晩テープを剥がしたままにして、翌朝また貼ります。 2002年の研究では、2ヶ月間、あるいはイボが消えるまで、どちらか早いほうの治療が続けられました。 ダクトテープ法は、凍結療法(イボを凍らせて取り除く)よりも効果があり、26人中22人の患者のイボを完全に消滅させることにつながりました。